★俺様主人とパシリちゃん☆


「えぇっ?」



「入るぞ」



そう言うと庵くんは塀を登りはじめた



「庵くん、私…登れないよぉ」



軽々と塀の上に到達した庵くん



「ほら、」



手を差し延べる庵くん



「重いよ?」



「前から知ってる」



妖艶に笑う庵くん



「ヒドい…」



そう言いながらも、私をひょいっと塀の上まであげてくれた



「…こっから、どうするの?」



高いんだけど…



「飛び降りるだけ♪」



“♪”じゃないぃぃぃ!


「無理だよ…スカートだし……」



今日は短めのスカート…



「大丈夫だって」



するといきなり庵くんは飛び降りた



とすん



「なっ!!??」



大丈夫と言うように私を見つめる庵くん



「…無理ぃ……」



怖いの嫌い……



飛び降りるなんて、怖いよぉ!!



「じゃ、俺が受け止めてやるよ☆」



………



私は意を決して、飛び降りた



ぎゅぅ



「よっと」



どうやら、降りるのに成功した様子……



「スカートん中、バッチリ見えた☆」



「うぅ」



庵くんは手を握って歩きだした



「校舎の中入れるかな」



「今日は、休みだよ?」



「どっかの窓開いてるだろ?」



窓を開けようとする庵くん



ガラ…



「こっから入んぞ」



…不用心だよぉ……



こうして、庵くんと私は楽々と校舎に入った



「こんな早くに入ったことねぇなぁ…」



「うん…」



庵くんは何処かに向って歩いているようで、歩きは止まらなかった…



「何処行くの?」



「もー少し先」



もう少し先って何処……??


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