不器用なLOVER
月曜の朝は予想通り朝から職員室前は混み合っていて当分近付けそうになかった。
「どうする?」
「別に急いでも仕方ないし…」
「昼休みなら空くから」
遠巻きに見ていた三人が教室に戻ろうとするけど、私は透弥さんの首席が気になって仕方なく。
「私、もう少し待ってる」
首を伸ばし前方を見つめる。
少しずつ減って行く人に、私は動悸を押さえつつ近付いていく。
掲示板に辿り着いた時には周りに人影がなくなっていたことに気付かず、
一番上に掛けられた3年生の順位表を見つめた。
30人分の名前と得点が書かれた紙は字が小さくて…。
自分の背の小ささを恨んでしまう
背伸びしたり飛び跳ねたりして、頑張ってみても…。
「う〜んもう少しなのに」
諦めきれずに見つめていた。
「手伝おうか?」
振り返る間もなく、後ろから抱え上げられ
目の前に迫る順位結果に心奪われ
「うわ〜、透弥さん満点で首席」
感嘆の声をあげた。
「信じてなかったの?」
その声に気付き恐々振り返れば、
「授業始まってるけどまさかサボったの晶?」
目尻を下げて微笑んだ、
「透弥さん」
私をしっかり抱き直すと、
「朋弥も頑張ったんだ」
嬉しそうに見ている先を追えば、
透弥さんに並んで朋弥さんがいた
「晶は?」
透弥さんが視線を下ろしていく。
「どうする?」
「別に急いでも仕方ないし…」
「昼休みなら空くから」
遠巻きに見ていた三人が教室に戻ろうとするけど、私は透弥さんの首席が気になって仕方なく。
「私、もう少し待ってる」
首を伸ばし前方を見つめる。
少しずつ減って行く人に、私は動悸を押さえつつ近付いていく。
掲示板に辿り着いた時には周りに人影がなくなっていたことに気付かず、
一番上に掛けられた3年生の順位表を見つめた。
30人分の名前と得点が書かれた紙は字が小さくて…。
自分の背の小ささを恨んでしまう
背伸びしたり飛び跳ねたりして、頑張ってみても…。
「う〜んもう少しなのに」
諦めきれずに見つめていた。
「手伝おうか?」
振り返る間もなく、後ろから抱え上げられ
目の前に迫る順位結果に心奪われ
「うわ〜、透弥さん満点で首席」
感嘆の声をあげた。
「信じてなかったの?」
その声に気付き恐々振り返れば、
「授業始まってるけどまさかサボったの晶?」
目尻を下げて微笑んだ、
「透弥さん」
私をしっかり抱き直すと、
「朋弥も頑張ったんだ」
嬉しそうに見ている先を追えば、
透弥さんに並んで朋弥さんがいた
「晶は?」
透弥さんが視線を下ろしていく。