不器用なLOVER
透弥さんが一呼吸開ける。

私は悟っていた。

これが最後なんだと。

分かっている。

透弥さんも言い難いに決まってる楽しい時間が長ければ長い程。

別れが辛くなる。

泣いてすがれば透弥さんを困らせるだけだ。

覚悟は出来てる筈だった。

透弥さんの次の言葉を息を飲んで待った。

「晶…これから先…どんなに辛いことが待ち受けているかも分からないけど…必ず僕は晶を守るから僕を信じて付いてきて欲しい。
僕も何があっても晶を信じ抜く」

瞬きの度に溢れ落ちる雫を。

「どんな困難があってもどんなに反対されても僕は晶を離さない。離すつもりはないんだ!
二人で乗り越えて行こう。
晶とならそれが出来るんだよ」

優しい唇が受け止めた。

「二度とは言えないかもしれないから…しっかり聞いていて…」

微かにそれが唇に触れ。

「僕は晶を愛してる…
僕の傍でずっと笑っていてよ」

重なり合った。

「…返事は?」

そう急かすくせに…

「んっ…」

それを邪魔する様に重ね合わせ。

「出来ないの?」

クスクス笑って何度も口付け。

「愛してるよ」

深く私を求めていった。





end
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