不器用なLOVER
透弥さんの眉間の皺が深くなる。

「でこっちが朋弥の彼女の晶ちゃんね?かわいいでしょ?」

訳も分からぬままぴょこんと頭を下げる。

「え〜と彼女は城山女子の…」

「雅美です」

詰まる朋弥さんに代わって自己紹介をした。

彼女の名前に詰まるって…。

「噂は聞いてたけど…そっくり何ですね」

二人を見比べる雅美さんに

透弥さんの冷たい視線が降り注ぐ

「でも透弥さんの方が素敵」

黄色い悲鳴を上げて朋弥さんの腕に絡み付く。

「透弥さんって頭良いしサッカー巧いしパーフェクトですよね?」

私を見て言ってるってことは同意を求めてるの?

透弥さんを見上げれば不機嫌な顔をしてて、朋弥さんはバツが悪そうに私に救いの目を向けている。

「…そう、みたいですね」

愛想笑いを浮かべて答える。

「でも朋弥君もサッカー巧かったんでしょ?双壁の宮原って他校では恐れられたみたいだから」

透弥さんに朋弥君…。

「そう、何ですか?」

彼女は私に近付くと声を潜め、

「でも朋弥君…無表情で愛想無くて冷たい感じだよね?」

呟くけど、きっと聞こえたと思う

「透弥…一昨日連れてたカナさんとは別れたの?」

透弥さんが目を細めて言った。

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