一瞬のきらめき。

深まる愛。

私と陸はそれから毎日学校から一緒に帰り遊ぶようになった。







私もつきあってから毎日陸と過ごすうちに、陸のことばかり考えるようになっていった。













「くるみちゃん帰ろっ。」






自転車置き場から陸に呼ばれた。








「うん、今行くね！ちょっと待ってて。」








私は教室のそうじをしながらマリコと話してた。








今日でちょうどつきあって１週間。







陸の家に遊びに行く。







「へぇー、今日家行くんだー。気をつけてね。マッチ狼になっちゃうかもよ。ふふっ。」







マリコが黒板を消しながら笑った。







「えー、まだ早いでしょ！」







私はゴミをほうきで集めながらゴミ箱に入れていく。







マリコは彼氏はまだ作らないらしい。







中学の時につきあっていた年上の彼とあんまりいい思い出がないらしい。







天真爛漫なサバサバしたマリコは束縛が嫌だったらしい。







こんなにキレイでモテるのにもったいない。







「マリコも彼氏出来たら教えてね!!」







「当分ないんじゃん？私が好きなのブサイクなんだけどあんまりタイプな人現れないからなー。」







２人で顔を見合わせて笑った。








「じゃあごめん帰るねっまた明日！」








そうじを終えた私はカバン持って教室を出た。








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