AEVE ENDING




「もしまた、下らない真似をして雲雀様に傷でも付けてごらんなさい!わたくしの手で血祭りにしてさしあげます!」

もう既にキズモノにしました、なんて言えない。
朝比奈の気迫に、倫子は肩を竦めて小さく謝罪した。

面と向かって叱られると、確かに危険なことをしてしまったかも、と遅すぎる反省。


(いやに素直じゃない。どうしたの、気持ち悪い)

素直に謝る倫子の姿に、朝比奈の背後に立っていた雲雀はクスリとほくそ笑んだ。
その笑みにまた腹が立って精一杯睨みつけたが、やはりどこ吹く風。

(…よし、次に殺るときは、他人が居ない時にしよう)

そんな決意を新たに、倫子は雲雀にもう一度、拳サイズの石を投げつけたのだった。

そうして再び、朝比奈の悲鳴が朝もいくらか過ぎた波止場響き渡ったのである。





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