今宵、月の裏側で
さゆりはクラスで人気者、馴染みの僕にはよくわからないけど、かわいくて、いつも元気で前向きで頭もいいらしい

さゆりが達を見ていつもの調子で話に加わってきた


さゆり『なぁ〜に、達もうナンパかぁ』

達『ち、違うよ!ナンパなんかじゃないよ!』

達は必死になって否定をした

さゆり『ははぁ〜ん』

と言いながら口を少し右に曲げたようにニヤリとした

達は強く否定をしたことを気にしていた

さくら『ホント、さゆりちゃん、達くんはナンパしてないよ』

とやさしく否定をした

さゆりは眉毛を上に上げおでこにシワを寄せるように目を見開いて

『そう二人がいうならしょうがない。そういうことにしときましょ』

達はホッとした

さゆり『さくらちゃんの家ってどこらへんなの?』

『引越して来たばかりだからこの辺を達と紹介したいなぁ』

達はギョッとした

さくら『家は達くんの家の途中にあるんだぁ』

達とさゆりは頭を少し傾け考えた

さゆり『あの辺に家ってあったっけ?』

さくら『うん。』

さゆり『まぁ、行ってみたら分かるから今考えてもしょうがないかぁ!』

と言い3人でこの町内を回ることになった
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