執事の名のもとに
「あーい。」
中から声が聞こえるとドアを開けた。
「おーお前か、スーパー新人は?」
そう言ってきたのはたぶん神崎敦。
見た目はイケメンだろう。
背は高く、顔も整っていてなんていったってこの明るさ。
たぶん誰とでも仲良くなるタイプだろう。
「はじめまして、中原晴馬です。どうぞよろしく。」
挨拶をすると神崎敦は立ち上がって手を差し出した。
「俺、神崎敦。よろしくな晴馬。」
人懐っこいその笑顔は落ち着くような気持ちになる。