執事の名のもとに
「KINGってクラスは執事生の中の選抜者だろ?その中のトップの人をKINGって呼ぶんだ。」
「へー、でKINGは?」
「俺。」
聞き返す暇なく敦は台の椅子目指して歩いていた。
まぢかよ。
敦がKING?俺、すごいやつとつるんだな。
敦が椅子に座ると一斉にみんなが頭を下げた。俺も遅れないように、頭を下げる。
「皆さんがお聞きした通りに行います。そして、皆さんもお知りの通り転校生がおります。」
敦の丁寧な言葉遣いが耳に入る。
すごいな、あの言葉遣い。
あれがKINGのレベル。