執事の名のもとに
「もしかして、海琉は女ってことを言いたいわけ?」
「俺の予想だとな。」
あくまでも予想にすぎない。
もしかしたら本当かもしれないし、嘘かもしれない。
でも今は証拠が少なすぎる。
「もし、そうだとして…何でわざわざ男になりすましてまでこの学園に?女でもメイド科に行けばこの学園に入れたわけだろ。」
敦の言うとおり海琉はわざわざ男になる必要があったのだろうか?
しかもバレるかもしれないという危険を犯してまで。