執事の名のもとに






「本当に晴馬は怪我多すぎよ。聞かされるこっちの身にもなってよ。」



ため息混じりで怒鳴られた。



「ご、ごめん。」



「それより、晴馬の王子姿見たかったのに…。勝がやるんですって?」



「そうなんだよ。なかなかいけてるよ。」



「そうなんだ。楽しみ…晴馬、聞きたいことがあるんだけど…。」



「いいけど…。」



美優が車椅子を押してくれて中庭にむかった。 





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