執事の名のもとに






敦の後ろ姿をしばらく見つめた後、車椅子を動かして寮に向かった。



部屋に戻る前に保健室からねつさま湿布と薬をもらってから行った。



部屋をそっと開けると海琉はベットで寝ていて、すぐそばに勝が座っていた。



「…晴馬。」



「海琉は寝た?」



「ああ、今さっき…。」



「そっか。」



海琉のベットに近づくと熱があるからか息苦しそうに見える。



その海琉にさっき持ってきたねつさま湿布を額にはった。







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