執事の名のもとに
「だから、私も協力したの。ね?愛琉ちゃん。」
「はい。海琉ちゃんにはいつも助けられてるから。私も何かしてあげたかったの。」
そして愛琉ちゃんはギュッと海琉を抱き締めた。
「ごめんね、海琉ちゃん。私が弱かったから…無理させてばかりで。」
「愛琉、俺は無理してるわけじゃないんだ。ただ、皆の為に、自分の為に勝手にやってるんだ。だから、愛琉がきにすることはないんだよ。」
海琉も愛琉ちゃんを抱き締め返した。
その姿は俺たちには到底入れない2人だけの絆のようなものを感じた。