執事の名のもとに







「でも、入れ替わったのはいいけど、主役は愛琉ちゃんになっちゃうじゃないのか?」



疑問を投げつけると用意をしていたかのように返事はすぐ返ってきた。



「2人の誕生日も兼ねてにするんだ。」



「…あっ。」



確か海琉の誕生日はあと少し。



ということは愛琉ちゃんも一緒。



「まったく、よく考えたもんだな…。」



完璧すぎて突っ込むとこがまったくない。



「あっ!大変、あと少しで時間よ。」



ドレスアップした美優があわてて時計を見た。



「よし、準備は完璧だな。では行きますか。」



敦の言葉で皆揃って部屋を出た。



向かう場所はもちろん皆が集まるパーティー会場。







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