執事の名のもとに






あーこんなに緊張するの久しぶり。 



小学校以来か? 



バンッ!! 



ピストルの音で一気に走り出す。 



俺の隣にはなぜか勝。 



とりあえずジョギングレベル。 



敦に言われた通りに走る。 



前の方を見るとかなりのスピードで敦が走っている。 



「敦、あんなにとばして平気なのか?」



俺の言葉に勝は笑った。



「平気、平気。敦は高校の時、長距離走ってたから。それより俺らビリだな。」



勝の言葉で周りを見る。



気付かなかったけど、俺らの後ろには誰もいなかった。 



敦のペースが速いのかそれに付いていこうとして自然に皆速く走ってるんだろう。 








< 37 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop