執事の名のもとに
第2章
KING
そいて次の日。
すぐに結果が出た。
敦と2人で結果表を見に歩いていると勝が慌てたように走ってきた。
「あっいた、晴馬。なにのんきに歩いてんだよ!早くこい。」
そう言って俺の腕をとった。
「ちょ、ちょっと。」
俺の言葉を無視して走り出す。
「敦ー!!」
後ろを向いて助けを求めるが敦はにっこり笑って手を振ってきた。
まじかよ……。
諦めて勝に引っ張られる。