執事の名のもとに







「それとこれとは別だって。敦はKINGだし、その容姿だし目立たないわけにはいかないだろ?」



勝は敦の異変に気づかずに喋り出す。 



敦を見ると眉間を寄せている。 



やばいぞ…。 



「勝、そのへんにしておけ。」



俺が勝はなんでともいいたいような顔をした。 



「どうしたんだよ、晴馬。」



俺が止めたことが不思議だったのか聞き返してきた。 



「だから…。」



「ああ、わかった。これ以上言うと敦がかわいそうって言いたいんだろ?わかった!!もうやめるよ。」



あっちゃー。 



勝の言葉を聞いていた岩瀬ですらあーあというように同情の目をむけていた。






< 67 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop