執事の名のもとに
敦はというと我慢の限界とも言うように、勝を見た。
「勝、俺を怒らせるとどうなるか分からせてやるよ。」
その敦の顔はまるで悪魔のよう。
終わったな。
「先生、ちょっとお話が。」
そう言うと敦は席立って先生となにやら話だした。
それを見ていた勝は何かに怯えるよいな目で俺を見てきた。
「晴馬…。」
「俺は止めたからな。」
俺にあしらわれて次に岩瀬の方を見た。
「岩瀬…。」
「僕を巻き込まないでくれるかな。」
もちろん、岩瀬が勝を助けるはずもなく。