執事の名のもとに
「おお、下山。後片付けをかってでるとは。さっきの行いを反省したんだな。」
そう言って先生は笑顔を作った。
勝を見ると何のことというような表情をしている。
「じゃあ今日の訓練はここまでにしよう。下山は皆が使った食器を洗って、テーブルとか掃除をしなさい。解散します。」
先生はそれだけ言い残すと出ていった。
「まじかよ…。」
勝は頭を手で覆っていた。
それもそのはず。
1人が使った皿は5枚。それにフォークとナイフ、スプーンを混ぜたらかなりの数。
しかも、掃除付き。
大変なのは目に見えている。