不機嫌マーマレード
「行こうか。」


年下のくせに私を子ども扱いしながらもエスコートする。


背中に当たる彼の手はとても暖かい。


ついこの後のことを考えてしまって顔が火照ってしまう。


部屋の前に立ち止まると鼓動が煩いくらい響く。


圭吾に聞かれてないかしら?


今更だけど厭らしい女だと思われたくは無い。


扉が開くと、そこには薄暗い証明のいかにもといった大きなベッドが目に入る。


おしゃれとは言えない内装・・・。


誰だかわからない人が使ったベッドってのもどうしても好きになれない。
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