不機嫌マーマレード
出来れば圭吾の家に行きたかった。


仕事が立て込んでいるからとかであまり一緒にいられないらしい。


彼を困らせたくない私はほんの短い間でも彼の温もりを感じられればそれでいいと思う。


先に入って上着を脱ぐ彼。


2、3歩後ろからついて入った私。


彼が私のバッグと上着をソファに置いてくれる。


背後から包まれて首筋にチュッと音を立てキスをする。


もうそれだけで私は彼が欲しくなる。


耳元に


首筋に


彼を感じる。
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