クリ-ミ-ココア
「今、取りに行くね!」



携帯を慌ててポケットに入れあいつに言うと


意外な言葉が返ってきて私は走り出した足を止め振り返る。



「今日は1人で帰れ」


「え?」


「恋也早く行こ〜」



先輩がこっちを見ながらあいつの袖を引っ張った。



あいつは視線を外すと歩きだし、皆で私の横を通り過ぎて行く。



なんだ……


遊びに行くのか。


「あんた邪魔」



ぼそっと誰かに言われたが確認する気も起きなかった。



そうならそうってメールでもいいから言ってくれればいいのに…。


ってなにガッカリしてるの?


素直に喜べばいいじゃん。

悪魔がいないんだよ?



私は携帯を開きメールを作った。



‘日曜大丈夫です’
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