クリ-ミ-ココア
やっと唇が離れ、崩れるようにあいつの胸の中に私の体が収まってしまった。



顔を上げあいつを見ると口元が光っていて



すごいそれがイヤらしくて、目を反らす。



「誘ってほしいって目つきだな?」


「いつも意地悪…」



泣きそうになって視界がぼやける。



抱き抱えられるとベットに寝かされた。



「風呂入ってくる。」



すぐにあいつは部屋からいなくなった。




「なんなの…」



その瞬間、ポロポロと瞳から涙が出てきて手で顔を拭う。
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