クリ-ミ-ココア
「おはよ比奈ちゃん」



「あれ?おはよー…てか、なんでここに?」



今日も朝からあいつを後ろに乗せ登校。


駐輪場に自転車を止めてたらソウタ君がいた。



「比奈ちゃん待ってたの」

私?何の用だろ。



「昨日見ちゃったんだよね〜イズミ君と話してる比奈ちゃんを」



イズミ君??


「ソウタ君もアイス食べに来てたの?」


「まぁねー」


へーそうだったんだ。


私とソウタ君は校舎に向かいながら話し出した。



「イズミ君と知り合いだったの?」


「それが昨日まで知らなかったんだよね。友達に遅れてるって言われちゃった」


私の言葉に隣で歩くソウタ君は軽く笑う。
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