君の声。
『皆川君は、部活
入らないの?』
「いや、オレは・・・」
『スポーツできそうなのに
もったいない』
「陽さんこそ、入らないの?」
そう尋ねると、
彼女は困った顔をした
しばらく悩んだ後にノートには
『わたしが入ると、邪魔だから』
そう書かれた
「声が出ないから?」
『うん』
「そんなの、関係ないだろ」
でも・・・ とでも言うように
彼女は俯いた
「アイツは?竹田は何部なの??」
『バスケ』
「じゃぁ、バスケ部マネでもやってみたら?」
え? と彼女は目を丸くした