君の声。


「そうすれば、こうやって
アイツのこと
1人で待たなくてもいいだろ?」


『でも、今更・・・』


「じゃぁ、オレが
一緒に行ってやろう」


彼女は再び目を丸くした。


「どうせ司もいるんだ、
入ってもいいし」


って、俺
なんでこんなコト言ってるんだろう?


『でも・・・』


「さ、行こう」


それでも、俺は
無理やりに彼女の手を引き
体育館に走り出した



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