君の声。


「お前さ、
今日なんかあった?」


俺が尋ねると
陽はオレから視線をはずした

陽の目が右へ左へ泳ぎ回る


『なにもない』

陽はそう言う様に
無愛想に首を振った


「ヘンなの。
もしかして、俺らのコト
嫌いになったの?」

そう聞くと陽は
ブルブルと大きく首を振った

「そう?それならいいんだ」


俺はポンッと陽の頭をなで
練習に参戦した



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