アリスの作り方
それからしばらく歩いて、彼が見えなくなるくらいからは走り始めた。
走りながらポロポロと何粒か涙が溢れてきたが、しばらく走っていたら落ち着いてきた。
それからは速度を落として、地図を見ながら歩いて家へと向かった。
しばらくして、地図の矢印が消えた。
まわりを見渡すと目の前には大きな木……。
そっと手を差し出すと、吸い込まれた。
ここが……
入り口。
木の中に入り込むと、目を開けたまま真っ直ぐと進む。
まわりの景色は何もなく暗くも明るくも無く、不思議な通路を歩いていく。
再びしばらくすると森が現れた。
どうやら着いたらしい、まわりを見渡すと私の居候していた家が現れた。
家の中は明かりが付いていないようで、人の気配は全くしなかった。
だが、そのほうが良い。