星屑
でも、明確に言葉にすることは出来なかった。
ヒロトの傷ついたような瞳は今もはっきりと覚えていて、だからもう、そんなものを見たくはなかったのだ。
やっぱりあたしは最低だったろう。
「それってアイツと付き合ってる、ってことかよ?」
彼はなるべく平静に問うてくる。
まるで怒りを必死で押し殺しているかのようで、だからその顔なんて見られなかった。
「アイツの何が良いんだよ?」
それを肯定と受け取ったのか、ヒロトは詰め寄ってくる。
なのにあたしは、上手く場を収める言葉ばかりを探してしまう。
「ヒロトだってあたしの何が良いの?」
睨み上げてみれば、また舌打ちを吐き捨てられた。
そして、もう良い、と彼は言う。
「つーかもう、冷めたわ。」
視線を逸らし、ヒロトは髪の毛を掻き上げた。
あたしの方を見ようとはせず、だから身勝手にも捨てられたような気持ちになるのだ。
この人を傷つけているのはあたしなのに、と自己嫌悪に襲われるけど。
それでも引き留めるようなことは言えなかった。
去っていくヒロトと、俯くあたし。
朝日の色に似つかわしくないほどに、心の中に真っ黒いものが広がっている気がした。
ヒロトの傷ついたような瞳は今もはっきりと覚えていて、だからもう、そんなものを見たくはなかったのだ。
やっぱりあたしは最低だったろう。
「それってアイツと付き合ってる、ってことかよ?」
彼はなるべく平静に問うてくる。
まるで怒りを必死で押し殺しているかのようで、だからその顔なんて見られなかった。
「アイツの何が良いんだよ?」
それを肯定と受け取ったのか、ヒロトは詰め寄ってくる。
なのにあたしは、上手く場を収める言葉ばかりを探してしまう。
「ヒロトだってあたしの何が良いの?」
睨み上げてみれば、また舌打ちを吐き捨てられた。
そして、もう良い、と彼は言う。
「つーかもう、冷めたわ。」
視線を逸らし、ヒロトは髪の毛を掻き上げた。
あたしの方を見ようとはせず、だから身勝手にも捨てられたような気持ちになるのだ。
この人を傷つけているのはあたしなのに、と自己嫌悪に襲われるけど。
それでも引き留めるようなことは言えなかった。
去っていくヒロトと、俯くあたし。
朝日の色に似つかわしくないほどに、心の中に真っ黒いものが広がっている気がした。