星屑
確かにヒロトは鬱陶しくて腹が立ってたけど、でも、嫌いじゃなかった。
我が儘だけど優しいのも知ってるし、ご機嫌な時は何だかんだで奢ってくれたりもしてたから。
まぁ、そういうのだけではないけれど、入学したての頃からずっと、文句を言い合いながらも仲良くしていたのだし。
だからこそ、喪失感に支配される。
樹里はスッチとどんな関係なんだかわかんないし、沙雪は大地くんに一直線だ。
ずっとみんなで騒ぎながら終わるものだと思っていた高校生活なのに、変わっていったのは一体どこからだったのか。
首元の赤い痕の場所を指でなぞりながら、ひどく冷たい壁に身を預けた。
勇介を選んだつもりはない。
でも、もう彼しかいないような錯覚さえ覚え、その姿を探してしまう。
卑怯だってわかってる。
それでもあたしは、ヒールに徹することが出来るほど、強い人間じゃないんだ。
「…勇介…」
だけどもその姿を見つけることは叶わなかった。
まるで世界中から見放されてしまった感覚に陥り、身がすくむ。
自業自得だというのに、涙が溢れた。
我が儘だけど優しいのも知ってるし、ご機嫌な時は何だかんだで奢ってくれたりもしてたから。
まぁ、そういうのだけではないけれど、入学したての頃からずっと、文句を言い合いながらも仲良くしていたのだし。
だからこそ、喪失感に支配される。
樹里はスッチとどんな関係なんだかわかんないし、沙雪は大地くんに一直線だ。
ずっとみんなで騒ぎながら終わるものだと思っていた高校生活なのに、変わっていったのは一体どこからだったのか。
首元の赤い痕の場所を指でなぞりながら、ひどく冷たい壁に身を預けた。
勇介を選んだつもりはない。
でも、もう彼しかいないような錯覚さえ覚え、その姿を探してしまう。
卑怯だってわかってる。
それでもあたしは、ヒールに徹することが出来るほど、強い人間じゃないんだ。
「…勇介…」
だけどもその姿を見つけることは叶わなかった。
まるで世界中から見放されてしまった感覚に陥り、身がすくむ。
自業自得だというのに、涙が溢れた。