星屑
だからって勇介のことを聞こうなんてことは、思わない。


アイツについてこれ以上知ることに、何の意味もないのだろうから。



「でも、勇介可愛い顔してるもんなぁ。」


「ちょっとちょっと。
シンちゃんが言うとシャレになんないから。」


「わかってるっつの。」


ははっ、と笑う彼だが、ゲイだけに信用は出来ない。


でも、勇介とシンちゃんはお似合いなのかも、と思ってしまうあたしもどうかと思うけど。



「勇介とさぁ、実は同じ学校だったの。」


「…嘘だろ?」


「本当だよ。
しかも、同じ学科で同じ学年。」


シンちゃんは目をぱちくりとさせ、お前とタメには見えなかったな、と言う。



「なら、お前ら付き合ってんの?」


「何でそうなんのよ。」


「だって、そういう偶然ってなかなかねぇだろ?」


だからって、何で付き合うことになるのか。


てゆーか、男と女、すぐにそこに直結させるのもどうかと思うけど。



「でもアイツ、相当遊んでるっぽいしな。」


それはつまり、女遊び、という意味だろうけど。


沙雪も色々噂があるとか言ってたし、そんなことも今更だ。

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