星屑
「雰囲気でわかるけどさ。
その癖、全部遊び止まりで終わらせるタイプだよ、ありゃあ。」


それも、十分わかってる。


でも、だからこそ、勇介があたしに近付いてくる理由がわからないのだ。


いくら同じ学校だったからとは言え、あのまま一夜限りのこととして、“他人”にだってなれただろうに。



「それより、ヒロトとはどうなった?」


ヒロトをここに連れてきたことは、何度かある。


みんなで騒いでて、みんなでいた中のひとりだったけど、シンちゃんは見抜いているらしい。



「アイツは相変わらずだよ。」


「そろそろ落ちてやりゃあ良いじゃん。
寄って来てくれてるうちが華だぞ?」


嫌なことを言う男だ。


彼もまた、ママ同様に恋愛を否定したりはしない人。


なので、良い恋しろよ、と言いながら、いつもあたしの話を聞いてくれる。


てか、男のくせに単にそういう話が好きなだけだろうけど。



「あたしは普通の男と付き合いたいのー。」


また彼は、ははっ、と笑う。


本気にせずに受け流すような時は、決まってシンちゃんはこういう笑い方をする。


あたしは不貞腐れるように頬杖をついた。


シンちゃんを含め、あたしの周りにはいつも、ロクな男がいない気がする。



「ねぇ、シンちゃんはどういうのがタイプなの?」

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