君の声
(良かった…由衣は本郷さんに心を許してる……だから声を出しているのね…あのことが会ってから私とお友達にぐらいしか話さなかった……でも…大丈夫みたい…由衣…幸せになってね…)
南は心から由衣の幸せを願った
だからこそ言えないことがあった
例え立夏であっても話す気はなかった
施設に残っているこの二人の子供の里親を見つけるまでは…
立夏も由衣のはにかみ顔を見ていると南が隠した書類のことなど忘れていた