君の声

疲れ



施設から帰ろうとしてもなかなか由衣を離さない子供二人


南が言って聞かせてようやく施設から離れると、由衣は疲れたのか座ってものの5分でコテンと首が横に倒れた


立夏は信号で止まると由衣の座席を倒して髪を撫でた


 「お休み」













* * * * *


なるべくゆっくり走っていつもの倍かかって屋敷に戻る


 「由衣、着いたよ」

 「ん~」


起きない由衣を抱っこして車庫から歩いていると屋敷から村田が苦笑いで迎えてくれた





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