君の声
「立夏っ…さん……」
力なく僕の首に腕を巻き付けてくる由衣
それも僕を煽ってるってわかってる?
「由衣…帰ろ?」
「うん……」
「僕のそばにいてよ…」
「ぅん……」
由衣は僕のキスに応えている
それだけでいいのに
「っ…由衣っ」
「立夏…さん?」
由衣から舌を差し込まれた
「由衣……いいの?」
コクリと頷いた由衣
「立夏さんにあげる……」
その夜僕と由衣は狭い部屋で繋がった
それは1年分を埋めるように深く
深く
その後由衣と屋敷に帰ると村田さんたちにしばらく由衣を取られて面白くない僕であった
(笑)