意地悪彼氏
「あ、俺お前のエスパーじゃねぇから。」


エスパーじゃあん!!

先輩も雷もどっちも怖いよ~~ッッ。

もういい!あたし頑張って寝る!!

って言っても寝れないよぉ・・・。


フワッ

いきなり何かに包まれる感覚が体に走った。
しかもなんか太ももに先輩の手、触れてません?

「うひゃあ・・・!」


「何?感じてんの?」


「ち・・・ッ違いま・・・。」


ピカ-ゴロ


「きゃあ~!!!」


あたしは咄嗟に先輩に抱き付いてしまった。

怖い~~~(泣


「フッ。じゃお前が誘ったって事で。」


「な・・・何?・・・んッッ?!」


何か・・・唇に柔らかい物が触れたと思ったらそれは・・・。


・・・やぁだぁ!!ファーストキス、先輩にとられた~~!!

必死に抵抗して先輩の肩を思いっきり押してみるけど惜しくも効果なし・・・。

「ん・・・ひゃッッ・・・。」


先輩はあたしの両手を抑えて抵抗できなくさせた。

やだやだやだやだ・・・!!

しかもベッドの上だよ?ちょっとやばくないですかッッ?!

しかもあたし先輩の下にいるから身動き取れないし・・・!!

先輩は一瞬口を離すと、

「その顔も声もそそる。(・・・ジュル)」

と呟いた。

しかもジュルって何・・・!!


「ふぇ・・・ッッ・・・ンンッ・・・!!」


苦しい・・・ッッ!!








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