ココロ君色。
「幸。起きなさい!遅刻するよ!」
「ん~・・・えぇ・・?・・・うっわっ!!!!!やばい!遅刻する!」
次の日の朝。
幸は時計を見て、勢い良くベッドから起き上がり、学校の準備をする。
母は2階から慌てて降りてきた幸を呆れ顔で見る。
「昨日あんた何時に寝たの?夜更かしするからこういうことになるんだよ」
「はいはい!今はそれどころじゃない!・・・っもういいや、いってきます!!」
幸は髪を鏡の前で整えながら不機嫌な様子で部屋を出た。
「・・・もー・・・いってらっしゃい!」
全力疾走してきた幸の耳に、学校のチャイムが鳴り響く。
玄関にはほとんど生徒の姿は見えなかった。
それに焦り、慌てて靴を履き替える幸。
荒い息をはきながら教室に着いたときには、既に時間は過ぎていた。
でもクラスの皆がまだ席に着いていなかったことと、先生がまだ来ていなかったことが唯一の救いだった。
「おはよー幸!遅かったね~って大丈夫、幸!」
「はあっはあっ・・・はあ・・・うん、大丈夫大丈夫!」
汗を大量に流しながら無理に笑う幸。
「寝坊したんでしょ・・・。バカだなあ・・・」
少し小馬鹿にされたようで、幸はふくれっ面をした。
「あ、そうだ幸。今日は3年生の卒業式のために、決めることとかあるらしいよ」
「決めることって・・・なんか作ったりすんの?」
「うん。それで担当とか決めるじゃん。だからチャンスだって!」
美咲は満面の笑みをみせた。
「・・・何が?」
「もぉー鈍いな幸は。竜二と、一緒に活動できるチャンスじゃん!」
「・・・え!?あぁ、そっか!!」
幸は目を輝かせた。
「まあ、頑張りな。」
美咲は教室に入ってきた先生に目を向け、幸は急いで自分の席についた。
「今日の学活は卒業式の準備についてだからな。」
担任のおじさん先生は、眠そうに髪をかきむしりながら朝の会を始めた。
卒業式かあ・・・来年は、あたしたちが卒業なんだな。
竜二と・・・離れたくないよ・・・。
「ん~・・・えぇ・・?・・・うっわっ!!!!!やばい!遅刻する!」
次の日の朝。
幸は時計を見て、勢い良くベッドから起き上がり、学校の準備をする。
母は2階から慌てて降りてきた幸を呆れ顔で見る。
「昨日あんた何時に寝たの?夜更かしするからこういうことになるんだよ」
「はいはい!今はそれどころじゃない!・・・っもういいや、いってきます!!」
幸は髪を鏡の前で整えながら不機嫌な様子で部屋を出た。
「・・・もー・・・いってらっしゃい!」
全力疾走してきた幸の耳に、学校のチャイムが鳴り響く。
玄関にはほとんど生徒の姿は見えなかった。
それに焦り、慌てて靴を履き替える幸。
荒い息をはきながら教室に着いたときには、既に時間は過ぎていた。
でもクラスの皆がまだ席に着いていなかったことと、先生がまだ来ていなかったことが唯一の救いだった。
「おはよー幸!遅かったね~って大丈夫、幸!」
「はあっはあっ・・・はあ・・・うん、大丈夫大丈夫!」
汗を大量に流しながら無理に笑う幸。
「寝坊したんでしょ・・・。バカだなあ・・・」
少し小馬鹿にされたようで、幸はふくれっ面をした。
「あ、そうだ幸。今日は3年生の卒業式のために、決めることとかあるらしいよ」
「決めることって・・・なんか作ったりすんの?」
「うん。それで担当とか決めるじゃん。だからチャンスだって!」
美咲は満面の笑みをみせた。
「・・・何が?」
「もぉー鈍いな幸は。竜二と、一緒に活動できるチャンスじゃん!」
「・・・え!?あぁ、そっか!!」
幸は目を輝かせた。
「まあ、頑張りな。」
美咲は教室に入ってきた先生に目を向け、幸は急いで自分の席についた。
「今日の学活は卒業式の準備についてだからな。」
担任のおじさん先生は、眠そうに髪をかきむしりながら朝の会を始めた。
卒業式かあ・・・来年は、あたしたちが卒業なんだな。
竜二と・・・離れたくないよ・・・。