指輪
堤防に腰掛けてホッと溜め息…。

まるで膨らんだ風船の空気が抜けていくみたいだ。


徐に財布から昨日の名刺を取り出してみた。


裏には電話番号と簡略された住所が。



「暇だし行ってみようかな」


思い立ったら行動に移るのは早くて今私はまた電車に乗っている。

学校の近くだから定期で行けるしいっか♪



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