とある男女の攻防戦
私は思いっきり後ろを勢いよく振り返ってやった。そして盛大に睨みながら怒鳴り散らす。
まさかの嫌味をこんなに楽しそうに捌かれるとは。侮れない。
「ちょっと、」
もういいや、と空になりそうな手元のグラスを見て、メニューのパッドを手に取り次何飲もうかなーと考える。
と、目の前の名前の分からない人が席を立った。トイレだろう。目の前の男はその姿を目で追いながらビールを飲んでいる。
気まずいな、と思いながらメニューを見ていると。
「ごめん、栗田狙ってた?」
声をかけられ、会話が続くのか…と思い視線をあげる。
「栗田?」
「さっきの」
出て行った方を指差す穂積さん。
あぁ、あの人栗田って言うのか。
「別に、狙うも何も…」
出会いを求めにきてない。そんなガツガツしてるように見えたのだろうか。
「一応、合コンでしょ?これ」
「まぁ…何か頼みます?」
自分の飲み物をとりあえず注文し、パッドを持ち上げる。
奴のグラスはまだ半分ほどビールが残ってるがなんかこれ以上話されて嫌な気持ちになりたくないから、話を逸らすつもりで。
「えーっとー、」
まさかの嫌味をこんなに楽しそうに捌かれるとは。侮れない。
「ちょっと、」
もういいや、と空になりそうな手元のグラスを見て、メニューのパッドを手に取り次何飲もうかなーと考える。
と、目の前の名前の分からない人が席を立った。トイレだろう。目の前の男はその姿を目で追いながらビールを飲んでいる。
気まずいな、と思いながらメニューを見ていると。
「ごめん、栗田狙ってた?」
声をかけられ、会話が続くのか…と思い視線をあげる。
「栗田?」
「さっきの」
出て行った方を指差す穂積さん。
あぁ、あの人栗田って言うのか。
「別に、狙うも何も…」
出会いを求めにきてない。そんなガツガツしてるように見えたのだろうか。
「一応、合コンでしょ?これ」
「まぁ…何か頼みます?」
自分の飲み物をとりあえず注文し、パッドを持ち上げる。
奴のグラスはまだ半分ほどビールが残ってるがなんかこれ以上話されて嫌な気持ちになりたくないから、話を逸らすつもりで。
「えーっとー、」