チャラ男を愛した私~実話~《不倫の果て》
「おはよ、亜矢。
何か、ご機嫌だね。いい事有った?」


「あ、加奈。おはよう。
天気いいから嬉しいの。」


「亜矢…意味不だし……。」


「まあ、いいから仕事、仕事。」


加奈の肩に手を回して、二階の事務室まで行った。


まだ朝は始まったばかりなのに、もう夕方になるのが待ち遠しい。


私は、臼井さんじゃないとダメになっていた。


心も体も……。


細胞の一つ、一つが生きた心地がしなくなっていた。


それほどまでに、臼井慎太郎という男に依存していた。


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