チャラ男を愛した私~実話~《不倫の果て》
街に着いて、途中パーキングに車を入れて、臼井さんの行きつけのスナックで飲む事にした。


「こないだぶりぃ!」


スナックのドアを開けると、こじんまりとした店だけど、凄く元気の出そうな、明るい店だった。


「慎太郎いらっしゃい。あら?可愛い子連れてんのね?
何処でナンパしたのよ?」


「ナンパじゃねぇよ。」


ハッキリ彼女だと言えない、もどかしい答え。


「こんばんは。
初めまして。この店のオーナーの彩(アヤ)です。」


「初め…まして。
私も…亜矢です。」

「え~っ!あなたも亜矢?やぁ~ん、運命感じちゃう。
早く、座って座って!慎太郎は、適当に座ってな。」


「んだよ、客に対してその態度は!」


「態度デカイんだよ!あんたは。」


彩さんという人が、笑いながら臼井さんの頭をひっぱたいた。


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