―――いじめ―――【完結】
――――――
「これでウチがあんたを嫌いな理由分かったでしょ?………じゃあ、みんな何しちゃおうかあ?」


満面の笑みの大崎が言ったこの言葉を聞いて、私は焦って大崎にしがみついた。


「……ちょっ……もう終わりにしてよ!もう止めてよ!シカトしてもハブしても何でも良いから…もう放っておいて!お願い…お願いします!お願いしますっ!」


私は死に物狂いで頼んだ。


こんな奴らに謝るのは死んでも嫌だった。


だけど、死んだら元も子もない。


死んだら何も残らない。


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