歪んだ世界
そう言うと、1本の大きな

木の根元がキラリと何かが光る。

優花は夢の中の事を思い出す。

「(私は、あの時
手をのばした。手を
のばして、いつもそこで
目がさめた…。
だったら今は?)」

今は夢ではない。

そう優花が考えている時

「ぐ…うっ」

後ろから、河田の声がし

振り向く

「優花…てんめぇっ!!」

とまだ蹴られた所が

痛むのか弱々しい声で

しかし、怒りにみちた

声でそう言う。

『さぁ、早く
時間がないよ?』

「わかっているわよ!」

と優花はそう言い

2つのカバンを持ち、

そのまま根元の

光の方へと走った。

「まて、この野郎っ!!」

と河田も優花をヨロヨロと

追いかけた。
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