元クラスメート~悲しみの先には~
公園に付いた私達は、大きな木の影にあるベンチに腰掛けた。


手紙をもう一度読み返す。


楓へ

突然こんな手紙を渡すことになってすまない。

婚約を破棄してほしい。

俺にはずっと忘れられない女がいる。

こんな中途半端な気持ちのまま楓と結婚できない。

楓のことは本当に好きだった。
これは本当だ。

本当にすまない。

康太
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