恋時雨~恋、ときどき、涙~
6人の女の子が片手で顔を隠して、横座りをして並んで写っていた。


下着だけの、無防備な格好だった。


中島くんがあるひとりの女の子を指差した。


すらりとした華奢な体型をしている。


「この子。長澤さんじゃないかって。うわさが流れてる」


中島くんの唇を読んだあと、わたしはその写真の女の子に穴が開いてしまいそうなほど、凝視した。


違う。


これは、静奈じゃない。


そう言って、中島くんを睨んでやりたかった。


でも、できなかった。


わたしは、何も言えずに肩を落とした。


何で……。


その女の子は顔を隠しているものの、大きな大きなミスをしていた。


右手の薬指に、シルバーリングをしている。


見れば見るほど、順也と同じデザインのシルバーリングだった。


中島くんが、わたしの肩を叩いた。


「この前、サークルの先輩が呼んだらしくて。この子が来て、見たことがあるって。お前と同じクラスにいる子だって、言われて」


【呼んだ?】


わたしがメモ帳を差し出すと、中島くんは頷いて「ラブホテル」と言った。


「デリバリーヘルスって、知ってる?」


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