君と.



「………っ」

「……か」

「……美佳…」



うっすらと
名前を呼ばれているのに気付いて
私は目を開けた。


目の前には お母さん。


心配そうな顔で
私の顔を覗きこんでいた。



私の目が開き、
ぱちっ、と瞬きをすると
笑顔でほっとした顔をする。
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