イジワル王子とお姫様
銃士くんはヘラヘラ笑ってる


「大丈夫だって。あいつカーッと熱くなって、すぐスーッと冷めるヤツだから気にしなくていいよ」


だって。杏も


「桃香、あーいう時はバシッと言ってやんないといつまでもナツキペースだよ?」


って言って、あんまり深刻に捉えてない


…心配だよぉ


それに次会った時どう接すればいいか分からない


「オレらここ片付けとくからさ、ナツキんとこ行って来たら?」


銃士くんが私の肩をポンと叩く


「…どこまで行ったのかな」


「周り何もないし、旅館一周して会えなかったら帰っといで」


「…うん。ちょっと見てくるね」


銃士くんに勇気をもらい、とりあえず下に降りてみた


ロビーに出ると、ちょうど女将さんに出会った


「間宮さんの息子さんなら、さっき外に出て行かれましたよ?」


「あ…ありがとうございます!」


慌てて外に出ようとすると、女将さんが外は暗いから気をつけて…と、懐中電灯を貸してくれた
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