イジワル王子とお姫様
「…もしかして、ずっと見てた?」


「う…ん」


「…ふぅん」


ナツキくんは、私の顔にあててる手をスルスルと肩口までずらす


ドキッ


浴衣だから、指のあたる感触が肌にダイレクトに伝わってくる


ドキドキ…


うわ、どうしよ


緊張してきたっ


ナツキくんの指先が微かに首筋にあたる


これから起きるかも知れない出来事への期待と緊張とで、ゾクッと身が震える


「…寒い?」


「さ…寒くないよ。ねぇナツキくん、何がマズいの?」


私がそう言うと、ナツキくんは普段滅多に私に見せない甘い顔で笑うと…



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