JACK IN THE BOX
ねぇ何のために僕は生まれたの?

何のためにここに居て、

何のために息をしてるの?


生きている意味が分からない。

生きていく理由が見つからない。

まるで、帰る道が分からなくなった迷子みたいに。


ねぇ、いつか僕は答えを見つけられる?

いつかこの世界から逃げ出せる?

僕はいつか

“人間”に、なれる……?


そう問い掛けるための言葉を、彼は知らない。


少年は静かに目を閉じた。

ゆっくりと、眠りに落ちていく。


ねぇ、お願い。

せめて朝が来るまでは、夢を見させて。

いつか必ず、僕は“故郷(いえ)”に帰れるのだと――



《Fin》


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