JACK IN THE BOX
「もう! 喧嘩はいけませんって言ったでしょう?」
人里離れた山の中にある古い家。
さっきまで掴みあっていた少年が二人、腰に手を当てた女性に怒られている。
「だって、こいつが先に叩いてきたんだよ」
泣きそうな顔をした薄茶色の髪をした少年の頬に赤い手形がくっきり。
「喧嘩は始めた方もやり返した方も悪いの。お互い謝りなさい」
小声で謝ったサンに冷たいタオルを手渡した後、その女性――ティアは口をつぐんだまま俯いている黒髪の少年に視線を移した。
「どうしてサンを叩いたの?」
少年は何も答えず、顔を上げようともしない。
「ちゃんと謝りなさい」
「……」
苦虫を潰したような顔をし、あくまでも口を閉ざしている少年。
「言うことを聞けない子にはお仕置きが必要ね」
ティアは少年の手をぐいと掴み、“パパ”のいる部屋へ連れていった。
人里離れた山の中にある古い家。
さっきまで掴みあっていた少年が二人、腰に手を当てた女性に怒られている。
「だって、こいつが先に叩いてきたんだよ」
泣きそうな顔をした薄茶色の髪をした少年の頬に赤い手形がくっきり。
「喧嘩は始めた方もやり返した方も悪いの。お互い謝りなさい」
小声で謝ったサンに冷たいタオルを手渡した後、その女性――ティアは口をつぐんだまま俯いている黒髪の少年に視線を移した。
「どうしてサンを叩いたの?」
少年は何も答えず、顔を上げようともしない。
「ちゃんと謝りなさい」
「……」
苦虫を潰したような顔をし、あくまでも口を閉ざしている少年。
「言うことを聞けない子にはお仕置きが必要ね」
ティアは少年の手をぐいと掴み、“パパ”のいる部屋へ連れていった。